ドアを閉めた
あ゛ 鍵
ポケットやバッグの中をまさぐる
ない・・・
鍵は部屋の中
慌ててドアを開けようとしたが、ビクともしない
それもそのはず、夫が休暇で帰ってきた時、あの馬鹿力でドアをどうにかしてしまい、閉めると自動ロックがかかるようになっていた。
さぁ困った!
おりしも日曜のランチ・タイム。
コンドミニアムの管理事務所は開いてないし、セキュリティの人に相談してもらちはあかないだろう。
そうだ

KSKショッピング・センターの地階にある鍵屋さんに頼もう。
(

写真はクリックで拡大)

速攻で行った。・・・が、誰もいない。昼休みのようだ。
※いつもなら、このお兄さんがいる。この写真は以前合鍵を作ってもらったときのもの。

20分、40分、、、待っても待ってもお兄さんは帰ってこない。
タイ人は親切なので、隣の店の男の子も、鍵屋に携帯電話をかけてくれたが、繋がらないという。
そこへ顔見知りのトゥクトゥク運転手サンが通りかかったので、溺れる者の藁で事情を話すと、「もう一軒、鍵屋があるよ」と、同じ地階にある鍵屋に連れて行ってくれたのである。
その店のお兄さんもとても親切で、即、店を閉めて、私のコンドに一緒に来てくれた。
さて、プロの腕と道具があれば、そんなのすぐに開いたと思うでしょ?
ところが、さにあらず!
お兄さん、片手でL字型の道具を鍵穴に差し込み、片手で耳掻きの親分のようなものを差し込み、ガチャガチャ奮闘するが、いっかな開かない。
お兄さんの額から首筋から、ぽたぽたと汗が流れる。
20分経過、30分経過。。。
ハンカチを渡しながら、私は言いました。
「もう、壊してください。ほんと、大変ですから・・・」
お兄さんは、つぎに鍵の本体に丸いワッカみたいのをはめ、ぐるぐる回して緩めた。
それから更にガチャガチャガチャガチャ・・・10分、15分。。
あいた!(奮闘すること45分)
お兄さんは、にっこり微笑み、
「ダブルロックがかかっていたんだよ」
そして、あの馬鹿力の夫が何をしてしまったか、解明してくれたのである。
※世界中の、コンドミニアム(アパート)に住んでいる皆様には、とても参考になると思いますので、これから先は、ぜひ覚えておいてください。
もしも、貴方の部屋の鍵の内側が、こうなっていたら

出かける時は、内側から鍵の中心のぽちっと出ているとこを押して、ロックをかけますね。
これがシングル・ロック。
これですと、プロの鍵屋サンや泥棒サンの手にかかると、僅か数秒で開く。
ところが、中心の出っ張りを、強く押しながら右にひねると、ダブル・ロックがかかる。
そうすると、内側から常にロックがかかった状態になる。
外から鍵で開ければ、ロックは解けるが、ドアを閉めた途端に、自動的にまたロックがかかる。
ダブルロックをして外出すると、泥棒が入ろうとしても、合鍵を持っていない限り、ちょっとやそっとじゃ開かない。それを今回、鍵屋サンが証明してくれたのである。
ダブル・ロックを解くには、内側から鍵の出っ張りを、強く押しながら左に回す。
つまり右に回してロックをかけたのを、左に回して解くのである。
ダブルロックは諸刃の剣で、泥棒対策には極めて有効だが、鍵を持たずに外に出てしまいがちの、おっちょこちょいには極めて危険である。
●九州の知人いわく、この鍵開け料は九州では8千円。
チェンマイでは、シングルロックなら200B(800円)位。
今回はダブルだったので300Bでしたが、勿論私はイロをつけました。だって45分もお店を閉めてもらって悪いことしちゃったもの。
ちなみに我がコンドには最近、泥棒事件が頻発しているらしい。
泥棒くらいならまだしも、女性一人で住んでいると強盗も心配である。
私はその対策として、部屋の外にこれ見よがしに夫の大きなサンダルを置き、外から見えるキッチンの窓辺に、時々大きな夫のTシャツを干している。