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連載 ジョン・レノンの愛人の手記(1)
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- 2007/01/10(Wed) -
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MAY PANG & HENRY EDWARD(メイ・パング&ヘンリー・エドワード)共著の『The Lost Weekend』を愚訳し、月2回連載します。私が調べた限り、この本の和訳は出版されていません。
私には翻訳権がありませんので、ほんの一部分だけです。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ |
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Author:pegasus8
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地球温暖化と、自分おばさん化を
防ぐため、どんな些細なことでも
今日できることをしよう。。
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連載 ジョン・レノンの愛人の手記(1)
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- 2007/01/10(Wed) -
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MAY PANG & HENRY EDWARD(メイ・パング&ヘンリー・エドワード)共著の『The Lost Weekend』を愚訳し、月2回連載します。私が調べた限り、この本の和訳は出版されていません。
私には翻訳権がありませんので、ほんの一部分だけです。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
(1)ヨーコの名案
「メイ、ちょっと話さなくちゃならないことがあるの」とヨーコは言いました。 裸足で、床までとどくフランネルのナイト・ガウンを羽織り、長い黒髪が顔の両側に乱れてかかっているヨーコは、その朝、まるで不幸せな少女のように見えました。 なにかが彼女を怒らせている・・と私は感じました。 彼女はクール(タバコ)に火をつけ、私と向き合って座りました。 私は自動的にメモ・パッドを手に取り、彼女から命じられる『今日の予定』を書く準備を整えました。私の仕事はジョンとヨーコの私設秘書でした。 ヨーコは最初、言いよどんでいましたが、やがて口火を切りました。 「いい?メイ。ジョンと私はうまくいってないの。私たちはずっと言い争っていて、離れつつあるの」 私はメモ・パッド置き、彼女を見つめました。ヨーコがこんなふうに私に気持を打ち明けることは殆どなかっので、びっくりしたのです。 誰かが「ヨーコとジョンは性的なトラブルをかかえていて、専門医のセラピーに通うかもしれないんだ」と話していたのを聞いたことがありました。 その日から遡ること2週間のあいだ、ジョンとヨーコは決して同じ部屋にはいなかったし、たとえ面と向かったにせよ、滅多に口をききませんでした。 私は思いました。ジョンとヨーコはある段階にきているんだ。彼らは結婚して4年、同棲時代もいれると5年も共に生活をしている。どんなカップルだって5年も一緒にいれば何かトラブルが起きるはず。ましてやジョンとヨーコのように、密接な関係で結ばれたカップルならなおさらに。やがて彼らは仲直りするに違いない、そう信じて、私はゴシップを無視していたのでした。 「ジョンはきっと他の人たちと遊びに行くようになる。どんな人が彼の相手になるか分かったもんじゃないわ。」ヨーコは肩をすくめました。 そして私に笑いかけ、続けました。「メイ、私はね、彼が貴女のこと、大好きだって知ってるのよ」 私は自分の耳を疑いました。いったいヨーコは何を言おうとしているのでしょう。 「私? ノー、ヨーコ、それは違います!」私はヨーコに、彼女とジョンとの間のトラブルが、私に関係があると思われたくありませんでした。 「メイ、いいのよ。私は彼が貴女を好きだって知ってるの。もしも彼が貴女をデートに誘ったとしたら、貴女はついてゆくべきよ」 彼女はまっすぐな視線を私に浴びせました。「本当に、貴女はついてゆくべきよ」彼女は再び言い募りました。 そこに至って、私はこれがヨーコの命令だと気づいたのでした。 けれどこんな話は狂っています。 「わ、私はジョンとデートはできません・・・」私はつっかえつっかえ答えました。 「どうして?」 「彼は結婚してるし、私の雇い主じゃないですか」 「いいのよ、メイ、かまわないわ。私はやっぱり、貴女は彼と付き合うべきだと思うわ」 「でも私はジョンとデートはしたくないんです。それにジョンだって私とデートなんてしたくないでしょう。いったいどこから貴女はそんな狂ったアイディアをひっぱってきたんですか?」 ヨーコはいったん口を閉ざしました。そして、別の角度から攻めてきたのです。 「メイ、貴女は幾つになったのかしら?」 「22才です」 「貴女は一生懸命働いてくれてるわ。きっと他の人たちと出かける時間の余裕もないでしょう。 ボーイフレンドもいない。違う?」 「いません」 「ボーイ・フレンドがほしいでしょ?」 「はい」 「でも、見つける時間がない。そうよね?」 私は黙っていました。 「ジョンと出かける。そのほうが簡単じゃない?」 私は頭がくらくらしてきました。けれどヨーコは止めません。 「分からないの? 貴女はジョンと付き合ったほうがいいの。貴女はジョンを好きじゃないの?」 「もちろん、ジョンを好きです」 「貴女は彼を傷つけたい?」 「いいえ」 彼女は、私がどれほどナーバスになっているか分かっていた筈なのに、手綱を緩めませんでした。 「私には、ジョンが他の人たちと付き合うって分かっているのよ。私はね、彼に、誰か親切な人と付き合って欲しいの。貴女は彼に親切にするでしょ?」 「ええ」 「どこの馬の骨とも分からない人が彼をダメにするより、貴女のように親切な人が付き合うほうがジョンのために良いと思わない?」 私は答えませんでした。 私の沈黙が、ヨーコをいらだたせ、彼女の決意をより強めてしまったようでした。 「私はね、むしろ貴女にジョンと付き合ってほしいの。彼も幸せになるわ。」 もう一度、彼女はさぐるように私を見つめました。 「素晴らしいアイディアよ。彼はうんと幸せになる。クールだわ」 「私には、できません、ヨーコ。私はジョンとデートなんてできません」私は頑なに言い続けました。 彼女は聞く耳を持っていませんでした。 「今夜、貴女はスタジオに行くわよね。そしてジョンと会う。二人の関係を始めるには、今夜がうってつけだわ。貴女はなにも心配しないでいいのよ。私にすべて任せておきなさい」 彼女は立ち上がり、タバコをひねり潰すと、ゆっくり部屋から出てゆきました。(続く) |
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